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INTERVIEW

加工部門リーダー
吉野

私はヤマサキで働く前に、製本会社に勤めていました。 高校卒業とともに入社した会社なのですが、忙しい会社で心身ともに疲れ果てていました。 毎日、4〜5時間の残業は当たり前で、仕事が終わるのが夜中の0時を超えることも珍しくありませんでした。 半年で15kgも痩せ、友人たちからも心配されていたほどです。 ふと「この先、一生この仕事を続けていけるのか」という疑問が湧いてくることもありました。 そんな中、同僚が会社を辞めるのをキッカケに、自分も辞めて新しい仕事を探すことにしたのです。

辞めた後、しばらくは仕事も決まりませんでした。 実際、仕事に対する不安もあって、なかなか踏み出せない日が続いたのです。 悶々とした日々を過ごしていると、先日一緒に辞めた同僚から、良い仕事があると紹介されたのがヤマサキでした。 もちろんまだ不安はあったのですが、知り合いが働いているという安心感もあり、思い切って入社を決めました。

入社して1番驚いたのが、決まった時間にちゃんと仕事が終わるということです。 当たり前かも知れませんが、そのような経験がなかった私には驚きでした。 6時に会社を出るとまだ外が明るくて、つい工場長に「本当にもう帰っていいんでしょうか?」と尋ねたこともあったほどです。 すると工場長は「当たり前だよ、俺も疲れたから帰るよ。」と明るく返してくれました。

前の会社では山のように残業をしていたので、たしかにその分お給料は多くなりがちでした。 しかし、いただいたお給料を使う暇もありませんでした。 休みの日には泥のように眠るだけです。今では残業はほとんどなく、自分の時間がたっぷりあります。 お金ももちろん大事かも知れませんが、自分の自由な時間があることはもっと大事だと気づきました。

また仕事終わりに工場の皆で食事に行くこともあります。 皆性格も明るくて、部門間の壁などもなく、人間関係で煩わされることもあまりありません。 その点でも私にとっては働きやすい職場です。

私の環境が大きく変わったのは2年前です。 それまで現場を取り仕切っていた工場長が退社し、かわりに私と赤堀さんがリーダーを務めることとなりました。 ちなみに赤堀さんは、私をヤマサキへ誘ってくれた前の会社の元同僚です。

リーダーの仕事は主に、社長からの指示を社員へ伝えたり、新人さんの教育をすることです。 また現場の判断を任されることもよくあります。大変ではありますが、自分自身の成長を感じることもあります。

例えば、以前は社長の言うことに納得できないことも多かったのですが、リーダーになって社長の考えを少しずつ理解できるようになりました。 ただ作業をこなすだけでは見えなかったことも、見えてきた感じです。 違う目線に立つことができるようになりました。

同時に、社長との距離を近いと感じるようにもなりました。 私が成長できたということもありますが、社長自身もここ数年で大きく変わってくれたという気がします。 例えば現場への指示の出し方で、威圧的に感じることがありましたので、私がそれをやめてほしいと伝えたことがありました。 普通の会社ではそのようなことはあまりないと思いますが、その時社長は「反省している」と率直に受け入れてくれ、 それ以来、現場が萎縮するような指示の出し方はしなくなりました。

そのような経験から、ちゃんと話をすれば応じてくれることを知り、今では社長に強い信頼感を持っています。 現場から必要だと伝えれば、「君たちが言うのなら」と応じてくれることも多いんです。

リーダーになったのは、以前の工場長が定年退職するタイミングでした。 工場長がいなくなる時は、正直不安もありました。頼れる人がいなくなる、本当に大丈夫だろうか、と。 しかし自分がリーダーに選ばれたからには、やらざるを得ませんでした。 勉強もしました。機械のことを1から学びなおしました。

よく工場長から「人を育てるには自分が分かっていないと育てられない」という言葉を聞いていましたが、すぐにそれを実感することになりました。 最初の半年ほどは、「こんな時どうするの?」と工場長に何度も電話をしました。 しかしいつまでも頼るわけにはいきませんので、ちょっとずつ、自分で対処してみました。 すると他の従業員も、機械のことを進んで勉強するようになってくれました。

リーダーを任せられてから、もうすぐ2年です。(※2019年12月現在) 日々勉強だということは変わりませんが、最近は、人を育てることで自分の成長にもつながっていると感じます。

私は会議に出て発言したり、人に教えたりするのは得意だとは思っていません。 しかし、例えば何か悩みを抱えているような社員には、自ら「どうしたの?」と声をかけるようにしています。 そういうこともリーダーとしての役割なのかなと思っているからです。

私の目指しているのは、社員同士が自然と助け合える雰囲気作りです。 手が空いたら「手伝おっか?」と声をかけたり、逆にヘルプが必要な時には「手伝ってほしい」と言える、そんな雰囲気です。

どうせ働くなら、ストレスなく働ける楽しい職場の方が絶対にいい。 仕事に行きたくない、ということがなく、朝起きたら「さぁ、今日も頑張ろう!」と思えるような職場。 ギスギスしていたり、逆にシーンと静まり返っているのではなく、仕事に行きたい、と思える職場です。

これから入社する社員さんには「夢を持て」と伝えたいですね。

実は私も今年、1つ夢を持ちました。 「自分の子どもを、自分がつくったベビーベッドに寝かせてあげたい」という夢です。 まだ結婚もしていなかった私がそんな夢を語ったために、周囲の人は冗談だと受け取ったかも知れません。 でも今年は結婚もして、その夢も現実に近づきました。 ヤマサキの工場は、夢を実現できる職場です。 私自身が率先してその姿を見せられたら、それが理想のリーダーかなと思っています。

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